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新台「パチスロ盾の勇者の成り上がり」は上手いこと成り上がれればたぶん最高に面白い台【元パチプロHの「パチスロが好きだから」#16】

「パチスロ盾の勇者の成り上がり」(サミー)

今回は2月20日導入の「パチスロ盾の勇者の成り上がり」(サミー)を打ってきたので、そちらの感想などを書こうかなと。

まず導入前の段階から、ゲームフローなどを見て「これは面白そう!」と思って、ちょっと期待していた。
通常時はレア役を引けば即反応する「ダイレクトリンクシステム」や、高継続タイプらしいSTタイプのATも「幼女戦記」のようなイケイケ感があるのかとワクワクしてた部分が多かったので。

ヒキ次第でヤレる通常は面白い

「スイカは高確」「チェリーはLVアップゾーン」「チャンス目はCZ突入」と、レア役を引けば必ず何かしらの恩恵がもらえ、「レア役が腐らない」というのは地味に斬新な仕様。

特にスイカを2回重ねれば「超高確」へ移行し、超高確中は全レア役でAT直撃となるので、シンプルにアツい。もはやこれはこれでちょっとしたCZみたいなもの。実戦でも超高確から2回直撃を射止められた。

チャンス目確率は約1/116で、必ず(AT直撃でなければ)CZに突入するので、チャンスが頻繁に得られるイメージなのは良い。打ってて退屈を感じづらいっていうのはやっぱり大事。特に通常時は。

CZはチェリーなどを契機に上げるLV(ベルナビ発生率)が大事になるのだが、CZ中にレア役などを上手く絡められたら低LVでも意外となんとかなる。もちろん低LVは基本的に厳しいが。

そんなわけで、チャンスを割と頻繁に感じられて飽きづらい通常時の評価はまぁまぁ高め。

ATは伸ばすべき時に伸ばせないと心が折られる

肝心のATだが、これが本当に思った以上にまとまった出玉を出せるイメージが湧かなかった。情報島の新台初日評価まとめ記事でもあったが、「500枚すら出すのがしんどい」という意見は本当にその通り。

ATは基本初期5GのSTと、継続後の10G+αで出玉を増やすのだが、1セットあたりの期待枚数は50枚前後くらいだろうか。
すなわち「ガンガン連チャンさせてナンボ」という仕様なのだが、5GぽっちのSTじゃ余裕で終わる。STは「リプレイorレア役で必ず継続」という分かりやすい仕様で、「なんかヤレそう」という感覚だったのだが、勘違いだった。

そもそも運よく2,3回継続したところでST5G程度じゃいずれ終わるのは目に見えてるし。
ロング継続をするにあたり大事なのは、いかに「STゲーム数を育てられるか」になってくるのだが、これもなかなかチャンスが得られづらい。
STゲーム数を1G2G増やすにも、良いとこでレア役を引けたりと、そこそこのヒキを要求される。

私もフリーズが絡んだりでSTゲーム数を8Gまで増やすことができたが、Vストックが無くなるやいなやSTが終わり、ポッキリと心が折られた。(600枚くらい)

せっかくSTゲーム数を育てたのに即終了はこの台で1番心を折られる瞬間だろう。。。

ただ、あそこで上手いこと伸ばしてさらにSTゲーム数を育てられたら、さらに連チャン期待度もアップし終わる気がしない状態になっていたかも。

「連チャンが連チャンを呼ぶ仕様」なので、特にAT序盤が常にギリギリの戦いを求められるのは仕方がないところではある。逆に上手いことヤレた人なんかは素直に「面白い!」と言えるような仕様だと思う。

全体的な仕様は決して悪くないだけに、導入初期の今の段階では「ATを伸ばせたかどうか」でかなり台の評価が分かれそう。

少なくとも私は「STゲーム数を育てる醍醐味」みたいなのをしっかりと体感できるまで、また打とうと思っている。

©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会 ©Sammy
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