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【パチンコ経営企業分析】九州地方でパチンコホール「ワンダーランド」を展開するタイラベストビートグループ、新台導入だけでなく機種構成にも注力

新台導入状況、機種構成から経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは、5月度の新台導入台数(※1)が4月度よりも多かった「タイラベストビートグループ(※2)」を見ていく。

「タイラベストビートグループ」は、福岡県を中心に九州地方にてパチンコホール「ワンダーランド」を38店舗運営。1000台以上の巨艦店舗は5店舗とそれほど多くないものの、1店舗あたりの平均設置台数は772台と比較的大きい。

最近では大分県大分市の『ワンダーランド大分南店』が200台以上増台して6月7日にグランドリニューアルオープンしている。

そんな「タイラベストビートグループ」の2023年における新台導入評価(※3)の推移は下表の通りとなる。

パチンコ パチスロ
S店舗 A店舗 S店舗 A店舗
1月 11 10 15 10
2月 10 13 12
3月 11 11 13
4月 11
5月 10

このように、パチンコとパチスロで比較するとパチスロのほうが評価が高い傾向があることと、1月度の集計結果と比較するとパチンコもパチスロも「S」「A」ランクの店舗が減少傾向にあった。

ただし月別の新台導入状況を見ていくと、2カ月連続で前月以上の導入台数となっており、新台導入評価は半年間の実績値を元に算出しているので、今後は上位ランクの店舗数が増えてくると思われる。

また、資産価値額(※4)においても、平均値を常に超えていた。

2023年における同グループの資産価値額は下表の通りとなる。

パチンコ パチスロ
タイラ 全体 タイラ 全体
1月 286,536 202,124 627,759 421,307
2月 258,092 182,630 611,701 419,814
3月 252,247 183,046 630,858 434,449
4月 215,314 153,280 645,505 465,101
5月 222,882 154,574 637,793 456,986

このように、全体の平均値のトレンドと同じような動きを見せているものの、常に平均値よりも高い値で推移しており、機種構成にも注力している様子がうかがえた。

九州を代表とするチェーン企業の一つと評せる「タイラベストビートグループ」。5月は新台を積極的に導入していたが6月はどうなるのだろうか。

※1:新台は発売から4週以内に導入されたもののみとする
※2:閲覧有効期限 6/13まで
※3:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。
※4:資産価値額
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる


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