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【寄稿コラム】パチンコ店は「店内撮影禁止」が当たり前、しかしそれではインバウンド需要など見込めるはずもない

都内にある駅前型のパチンコ店では時折英語の遊技案内を見かける。インバウンド向けの共通リーフレットもあれば、店独自と思われるペーパーなんかもあって見比べると面白い。

書いてあることは概ね同じで、特に「店内撮影禁止」という部分の強調をよく目にする。先日目にした例では禁止の理由まで書かれていたが「お金を失う(負ける)ところを撮られたい人は居ません」と、ストレートな物言いで感心した。

しかし観光客からすると「店内撮影禁止」がまさに障壁だったりもする。最近の旅行者は観光パンフレットよりも著名な動画配信者を参考にしているとよく聞く。動画に多数の記録が残っている観光名所や飲食店などに比べて、ホール内部での配信は限られ、情報は少ない。

そんな怪しい店に入って遊べるものかどうか。自分がもし海外旅行へ行ったら、と考えると相当な興味がない限り厳しい。

また、動画配信に対する日本と海外の考え方の違いも大きいように思う。例えば音楽ライブへ行っても日本では録音・録画禁止が当たり前だが、海外はライブ中でも撮影OK、拡散OKがメジャーだ。

トラブル防止や撮られたくない気持ちもあるが、もっと「店内を撮っていいよ」という店が出てくれば色々と変わるのかもしれない。


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  1. ある意味、このような内向きな考えが業界を衰退しているのでは。
    ある意味、全てガラス張りするぐらいでないと、この業界はインバウンド需要すら起きないな。

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  2. 一応、客や店員のプライバシー保護が名目だが、液晶撮影するのも店によるがNGらしい。警察官が職質時に撮影されるのを極端に嫌がるのと同じよ。やましいことやってる証拠を撮影されたくないんだよ。

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