怪しさから成功へ、「マルハン」がコングロマリット戦略の成功事例となるか【我市場的瑣末主義】

マルハンがパチンコ以外に手がける事業の記事(ITmediaビジネスオンライン4月19日付)を読みながら、もしかするとマルハンはパチンコを核とする業界初のコングロマリットの成功事例になるかもしれないと考えた。

最初は蔑まれていた商売で儲けて資金を溜めそれを元手に「イメージの良い」商売にくら替えして悪いイメージを払拭することに成功している企業は少なくない。

高利貸し、AV、酒、麻薬、賭博、さらには非合法ビジネスすれすれまで、儲かる商売のその元までたどるといかにも怪しい世界に近づく。暗号資産などその最たるものと言えるかも。合法かどうかよく分からない世界で巨額が動いている。

怪しい商売も儲かるうちは我慢できる。それが競合が増えたり当局から規制が入ったりして儲からなくなるとうま味がなくなり苦労する価値が薄れる。元の怪しい商売が近代化されイメージが一新されることもあり、生き残った勝ち組がコングロマリットの巨大企業集団として元の商売を続けることもある。割合は縮小するが。

企業や産業の成長曲線は、最初緩やかであるとき急拡大してそしてまた踊り場を迎えるS字を描く。その踊り場での投資戦略が次の急拡大を生むのか。今まさに踊り場。

※本コラムは「日刊遊技情報」より抜粋


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