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【パチンコ経営企業分析】遊技機の中古取引額、スロットは持ち直すもパチンコは減少続く

唯一200万円以上で取引されている「P魔法少女まどか☆マギカ3」(京楽産業.)
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project ©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion

今回は8月末時点における中古取引額が高い機種についてパチンコ・スロット別で見ていく。

まず、中古取引額を元に算出している資産価値額だが、直近3カ月間の月次推移はこのようになる。

資産価値額月次推移
全体 パチンコ スロット
6月 210,849 163,602 278,831
7月 176,560 146,280 219,896
8月 182,827 137,211 247,814

このように、ここ3カ月間の資産価値額を見ていくと、スロットは8月にかけて持ち直したものの、パチンコの減少傾向が止まらない。

この主たる要因は何だろうか。パチンコ・スロット別に直近3か月間における中古取引額上位機種を記していく。

パチンコ中古取引額上位5機種
機種名 取引額
6月 1 P 魔法少女まどか☆マギカ3 2,168,889
2 e Re:ゼロから始める異世界生活 season2 1,184,190
3 P北斗の拳 強敵 LT 873,972
4 P北斗の拳 暴凶星 759,395
5 Pゴブリンスレイヤー ラッキートリガーVer. 699,312
7月 1 P 魔法少女まどか☆マギカ3 2,412,762
2 e Re:ゼロから始める異世界生活 season2 940,782
3 P アズールレーン THE ANIMATION 異次元トリガー 847,021
4 P貞子 709,334
5 P大海物語5 639,139
8月 1 P 魔法少女まどか☆マギカ3 2,142,451
2 eF機動戦士ガンダムユニコーン 再来‐白き一角獣と黒き獅子 1,133,156
3 e Re:ゼロから始める異世界生活 season2 899,032
4 P貞子 874,382
5 P北斗の拳 暴凶星 668,383
スロット中古取引額上位5機種
機種名 取引額
6月 1 スマスロモンキーターンV 1,748,781
2 ジャグラーガールズSS 1,718,849
3 ゴーゴージャグラー3 1,618,531
4 チバリヨ2 1,612,514
5 L聖闘士星矢 海皇覚醒 CUSTOM EDITION 1,021,286
7月 1 スマスロモンキーターンV 1,279,933
2 チバリヨ2 1,235,930
3 ゴーゴージャグラー3 1,153,286
4 ジャグラーガールズSS 1,128,522
5 L ToLOVEるダークネス 862,447
8月 1 ジャグラーガールズSS 1,521,154
2 スマスロモンキーターンV 1,424,972
3 パチスロ からくりサーカス 1,207,014
3 ゴーゴージャグラー3 1,112,656
5 チバリヨ2 1,022,944

このように、スロットにおいては取引額100万円以上の機種が7月末の4機種から5機種に増え、これらの機種の取引額のほとんどが7月末より上がっていることで、資産価値額の増加につながったと思われる。

また、8月も取引額が唯一200万円を超えていたのは「P 魔法少女まどか☆マギカ3」であったが、7月末と比較すると減少していた。さらに同機種の直近の取引額を見ると164.6万円まで減少しており、今後の価格の推移が気になるところ。

このように、「P 魔法少女まどか☆マギカ3」の取引額が減少していることから、今後のパチンコの資産価値額はさらに減少することが予想される。さて、どのように推移していくのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]


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