ホールを視察する際、個人的には飲食コーナーに注目している。雨でも濡れずに食事が出来て、外に出るより早く遊技に復帰できることから大規模郊外店での採用は多い。
しかし店によってはコスト削減を追求するあまり、人員を少なくして電子レンジ主体の料理を提供するところも。近隣の飲食店と同等程度の金額を支払ったにもかかわらず美味しくない料理を提供されれば、遊技客からしたら「損した感」が強くなるもの。せっかくの飲食コーナーのはずが来店動機を損なう原因となっては本末転倒。
飲食コーナーの評判はそのままホールの評判に直結する。価格設定や質の低い料理により「ぼったくり」というイメージが、そのままホールの出玉イメージ等に繋がってしまったら大変だ。飲食コーナーの撤退も退廃的に見えることから、印象商売であるホールには具合が悪い。
反対に集客目的に特化し、近隣の飲食店を凌駕する安価で質の高い料理を提供する店もある。その店は昼食時には非遊技客まで取り込むほどの賑わいに。飲食コーナーをうまく使うことにより、短期的な利益追求ではなく長期的な視点で顧客満足度を高めることが「持続可能な店舗運営」につながるだろう。利益よりも集客を狙って頂きたい。
飲食は二の次。出玉が全て。