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ダイナムジャパンホールディングス、2015年3月期決算を公表 ~貸玉収入が前期比約1割減

ダイナムジャパンホールディングス(DYJH)は5月28日に取締役会を開催、翌29日に2015年3月期決算の概況を公表した。貸玉収入は、前期比10.4%減の8260億7200万円。営業収入は、前期比6.8%減の1545億5600万円、税引前利益は、前期比43.6%減の195億1800万円。店舗数は、前期比18店舗増の393店舗。新規出店に注力した低貸玉店舗では前期を上まわる貸玉収入および営業収入を確保したものの、店舗年数の古い高貸玉店舗では稼働低下による貸玉収入の低下と、それと連動して営業収入の低下が顕著となった。

「2015年3月期決算アナウンスメント(参考和訳)」に掲載された「連結財務状態計算書(IFRS)」によれば、貸玉収入8260億7200万円(対前期増減マイナス961億円)、景品出庫額6715億1600万円(同マイナス849億200万円)、営業収入1545億5600万円(同マイナス111億9800万円)、営業利益193億4400万円(同マイナス123億9100万円)、税引前当期利益195億1800万円(同マイナス150億9600万円。1株あたりの利益は15.2円。

同日開催の取締役会において、普通株式1株あたり7円の期末配当金を支払うことを決議した。年間配当予定額は、期末配当7円に中間配当7円をあわせた14円。前期の年間配当額も14円であったが、利益の減少により配当性向が前期の49.0%から当期では92.4%に上昇した。

同社グループでは同期中に、高貸玉店舗1店舗、低貸玉店舗18店舗を新規出店。また高貸玉店舗2店舗を低貸玉店舗へ移行し、低貸玉店舗1店舗を閉鎖した。店舗数では高貸玉店舗172店舗、低貸玉店舗221店舗となり、低貸玉店舗が全体の約56%を占める。

また同日開催の取締役会では、子会社ダイナムの代表取締役変更を含めた役員人事と、DYJHの取締役会議長の変更を内定した。ダイナムの代表取締役社長は、現職の佐藤公平氏から森治彦氏に、6月18日開催予定のダイナム定時株主総会において選任される予定。DYJHの取締役会議長は、現職の佐藤洋治氏から佐藤公平氏に、6月24日開催予定のDYJH定時株主総会において選任されることが見込まれている。

[2015年6月1日・日刊遊技情報]

株式会社ダイナムジャパンホールディングス
150601dyjh