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藤商事、2016年3月期決算短信を発表 ~減収減益に

藤商事は13日、2016年3月期決算短信[日本基準](非連結)を発表した。同期中にパチンコでは10機種9万2400台(対前期増減率マイナス19.9%)を販売し、売上高306億5200万円(同21.6%減)。パチスロは2機種1万8400台(同58.1%減)を販売し、売上高75億1400万円(同56.0%減)となった。

 

商品開発においては、パチンコで「CR地獄少女 弐」を「CRリング」シリーズに次ぐ商品ブランドとしての確立を目指し、計画どおりの販売台数を達成。またデジ羽根タイプの「CR地獄少女 弐 きくりの地獄祭り」でも計画の販売台数を上回った。しかしそれ以外の「CRAクリスタル&ドラゴン」、「CR着信アリ」、「CR東京レイヴンズ」など8機種に関しては、計画の販売台数を達成することはできなかった。一方パチスロでは、「パチスロ地獄少女」と「パチスロ被弾のアリア」といったパチンコで人気を博したコンテンツのパチスロ商品化を行い、販売台数を確保した。

 

2016年3月期の経営成績は、売上高381億6600万円(対前期増減率マイナス32.0%)、営業利益20億3500万円(同マイナス74.4%)、経常利益20億5200万円(同マイナス74.2%)、当期純利益12億3700万円(同マイナス74.3%)の減収減益となった。

 

あわせて2017年3月期の業績予想を発表し、通期の予想値を売上高500億円(対前期増減率プラス31.0%)、営業利益50億円(同プラス145.7%)、経常利益50億円(同プラス143.6%)、当期純利益33億円(同プラス166.7%)と大幅な増収増益を見込んでいる。また、同社が得意としてきた「ホラー」、「時代劇」「萌え」などのジャンルに加え、新たなジャンルへの挑戦を掲げ、時代に応じたゲーム性を備えた遊技機の投入を目指すとした。

 

[2016年5月18日・日刊遊技情報]

 

株式会社藤商事

 

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