【投稿コラム】あまり知られていない「パチンコホールの防災活動」 緊急時の避難所として利用できる店舗も

はじめまして! セリポンと申します。

私自身は業界人というわけではなく、普段は仕事をしながら、仕事帰りや休日にホールへ足を運び、パチンコ・パチスロに向かうユーザーです。

ライターでも無ければ業界人ですらないユーザーの一人の私が、編集部に熱い思いを伝えたところ快く迎えていただき、こうしてコラムを書かせていただくこととなりました。いやぁ…ありがたい!

熱い思いがどういうものかといいますとパチンコ・パチスロ好きがエスカレートした結果、興味が台だけに留まらず、ホールやそこに関わる団体にまで向くようになってしまったんです。プロレスで言えば、推しの選手ができるとその選手のユニットとか団体まで推しになっちゃう感じとでもいいましょうか……。

そういった事もあって普段からパチンコ業界に関わる情報収集しているのですが、業界ではそれぞれの立場から社会貢献を始めとした様々な活動を行っているにも関わらず、業界ニュースとしてサラッと取り上げられる程度でなかなか広く知られることって無いんですよ。

なのでそういう話題をコラムで拾い、これを読んでいただいている皆様に知っていただくことで、パチンコ業界を少しでも好きになってもらえればなと思っております!

さて、皆様は9月の第1週に九州・沖縄地方を通過した台風10号を覚えていますでしょうか?

上陸前には過去最強クラスと呼ばれてた台風で、その時私はちょうど出張で長崎県に滞在していたのですが、お店は軒並み臨時休業し、スーパーからカップラーメンやパンが一気に消えたりとエライ目に遭いました。

そんな台風の中、九州・沖縄各地のホールが台風対策の一環として、近隣住民に向けて立体駐車場の開放する呼びかけを行ったことがtwitter上で話題となったのです。

更に一部のホールではTV取材も受けたようで、ホール店長さんへのインタビューや、立体駐車場を利用した方の感謝の言葉も報道されていました。

店長さんの名前テロップが「遊戯施設の店長」になっており、「遊戯じゃなくて遊技だろ」というツッコミでザワついていたりもしたのですが、そんなことは大したことじゃあないんですよ。

NHKからの取材を受けた『ユーコーラッキー新屋敷店』(鹿児島県鹿児島市)の樋⼝彰英マネージャー

以前から台風や地震、そして大雨などの災害時には駐車場の開放や、避難所として店舗を開放しているホールはあったものの、やはりパチンコ店をニュースに流すのは抵抗があったのかTVニュース等で広く知られることはあまりなかったんです。

しかし今回は過去最強クラスの台風ということもあってか、ホールの防災活動がメディアをはじめ、SNS等で広く周知されることとなりました。

こういった活動が周知されることによって被災される方が減り、更に巡り巡ってパチンコ・パチスロにネガティブな印象を持つ方々のイメージが変わる可能性があるという意味でも、今回この件が大きく取り上げられたのは価値のあることなのではないかと思います。

ホールの防災対策は各ホールのホームページやSNSをはじめ、余暇進という団体のサイト内にある「全国パチンコ店舗避難所ガイド」というページでも確認することができます。

普段はパチンコ・パチスロを楽しむ場として利用しつつ、いざという時に自分や家族、そして知人、友人の身を守るためにも、普段利用しているホールが防災施設として利用できるかどうか確認し、不測の事態に備えてみてはいかがでしょうか?

■プロフィール
セリポン
福岡生まれ、熊本育ち。
物書き志望の戦う公務員。気が付けば30歳になってしまったが、まだまだ夢追人。
G&Eメディアライターコース12期生。

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