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猶予のおはなし【浄化センターあらし】

いざ納税となってお金がないのは本当に困ります。

税務署などに行くと、打ち合せスペースが設けられており、心なしか背中を丸めて小声でお話をされている場面を見かけます。パーテーションを隔てた向こうで、なんの相談をしているのか。それは納税に関することに決まっています。困っている人、こんなにいるんだな、という感想を抱いてしまいます。

松下幸之助の"国家からの預かりもの"(ものすごく抜粋しています)という言葉を意識していると、自然と、必ず納税します! という気持ちがわき上がってきます。
誠意と態度を示せば、お国も「待ってやらなくもない」と応じてくれます。

換価の猶予という制度をご存知でしょうか。納付すると事業の継続または生活の維持が困難になるおそれがあると認められる場合に、申請に基づいて差押え財産の換価が猶予されます。例えば、本来一括で支払う税金を、絶対にこの日に払いますという計画書を提出して、その通りに納税すると延滞税が免除されたりします。

必ず納めなければいけない税金。納付期限を過ぎると結構な延滞税がつきますので、払えるなら期限内に速やかに払うにこしたことはありません。でも、どうしても払えない時は猶予をもらえると知っておくと、少しだけ心に余裕が生まれないでしょうか。


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