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オーイズミ22年3月期決算は減収減益、旧規則機撤去の入替需要に合わせた適合取得できずパチスロ販売が低迷

オーイズミは13日、2022年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高107億9300万円(前期比マイナス15.7%)、営業利益6億600万円(同マイナス60.5%)、経常利益5億6300万円(同マイナス67.8%)、純利益3億8900万円(同マイナス67.1%)。中核事業である遊技機部門において、パチスロの販売状況が厳しいものとなり減収減益だった。

機器事業は売上高61億3500万円(前期比マイナス20.7%)、セグメント利益6000万円(同マイナス94.7%)となった。遊技機部門においては、「パチスロひぐらしのなく頃に祭2」の再々販、「パチスロ東京レイヴンズ」「パチスロかまいたちの夜」等を市場投入。しかし、旧規則機の撤去に伴う入替需要に合わせた型式試験の適合が取得できず、新機種の販売ができなかったことに加え、現行規則の解釈基準の変更を見据え、パチンコホールが入替に慎重姿勢を継続していることにより販売状況は低迷。また、周辺設備機器部門においては引き続き「樹脂研磨式メダル自動補給システム」および「多機能IC玉、メダル貸機」の拡販に注力したが、設備投資スタンスは抑制的であり販売状況は厳しいものとなった。

食品事業では、蒟蒻類・蒟蒻ゼリーを主力商品に、自社ブランド「蒟蒻工房」の様々なメディアへのアプローチにより販路拡大を推進。また、健康意識が高まる中、食物繊維を多く含む「国産野菜の蒟蒻ゼリー」の受注活動を開始するなどし、売上高21億3700万円(前期比マイナス6.8%)、セグメント利益1億600万円(同プラス2.8%)となった。

2023年3月期の連結業績予想は、売上高156億円(前期比プラス44.5%)、営業利益12億円(同プラス98.0%)、経常利益11億2000万円(同プラス98.9%)、当期純利益7億円(同プラス79.9%)を見込む。


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