小規模パチンコ店の苦境はまだまだ続く、閉鎖ホールの跡地が放置されているケースも少なくない

『パチスロMAXⅡ』の跡地

JR京浜東北線「西川口駅」の周辺におけるパチンコホールといえば『ゴードン西川口店』や『オリエンタルパサージュ西川口456』などが頭に浮かぶ。どちらも高集客ホールとしてその名を馳せていたものだ。

編集部では6月12日(水)の13時頃、久しぶりに同駅周辺エリアを視察してきたが、全体的にかつてのような活気はあまり感じられなかった。「ゴードン」と「オリパサ」の2強状態は変わらずも、市場全体の遊技客数は確実に減っているように映る。

ちなみに昨年11月をもって閉店し、48年間の歴史に幕を下ろしていた老舗のパチスロ専門店『パチスロ MAXⅡ』の跡地は、閉店告知の貼り紙も残ったまま。放置状態だったのも寂しさを感じる一因だろうか。

また、西口側からすぐの場所では、昨年9月に小規模ホール『M1』が178台の低貸専門店として屋号変更オープンしていたが、今回視察した際の集客状況はあまり芳しくないものだった。

『M1』

グループ店と思われる『メビウス西川口店』と差別化を図る意味で低貸専門店としているのだろうが、市場全体の落ち込みによるマイナスの影響は小さくなさそうに感じる。

全国的なパチンコ稼働の不調に加えて、新紙幣対応などによる設備投資の負担も大きい。特に小規模ホールの苦境は、まだまだ続きそうである。

[文・構成/情報島編集部]


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