セガサミーホールディングスは11月8日、2025年3月期第2四半期決算を発表。売上高は2116億6300万円(前年同期比マイナス4.5%)、営業利益328億1600万円(同マイナス18.1%)、経常利益330億9500万円(同マイナス21.4%)、中間純利益303億8500万円(同プラス31.1%)だった。
遊技機事業は、売上高647億1100万円(前年同期比マイナス30.1%)、経常利益215億8800万円(同マイナス45.1%)。期中の主な新規タイトルは「スマスロ真・北斗無双」(1万7398台販売)と「e北斗の拳10」(3万5320台販売)で、累計販売台数はパチスロ機が5万9146台(前年同期は13万395台)、パチンコ機が6万8735台(同5万6498台)。前期にヒットした「スマスロ北斗の拳」の反動減で減収となったが、各タイトルの販売が概ね堅調であったことから、売上、利益ともに期初に想定した水準を上回って推移した。
第3四半期には、「スマスロ頭文字D 2nd」「スマスロ 聖戦士ダンバイン」「P盾の勇者の成り上がり」などの複数の新作タイトルを投入を予定。一方で、市場環境や足元の販売状況に鑑み、製品力の向上を図るために、下期の販売ラインナップの見直しを行うとしている。なお、通期ではパチスロは10万7000台(7タイトル)、パチンコは11万5000台(8タイトル)を計画する。
エンタテインメントコンテンツ事業は、売上高1417億7100万円(前年同期比プラス16.4%)、経常利益183億4800万円(同プラス100.1%)で増収増益。コンシューマ分野及び映像分野が好調に推移。ダウンロードコンテンツ等の販売好調や為替による押上げにより想定を上回った。
また、ゲーミング事業は売上高18億200万円(前年同期比プラス194.1%)、経常損失2億8300万円(前年同期は700万円の経常利益)となった。米国におけるビデオスロット機の販売、「パラダイスシティ」のカジノ売上が好調に推移。一方で、ゲーミング事業全体ではM&A関連費用や外貨建て資産評価に伴う為替影響等を計上し減益となった。
なお、2025年3月期通期の連結業績予想に修正はなく、売上高4450億円(前期比マイナス5.1%)、営業利益450億円(同マイナス22.2%)、経常利益480億円(同マイナス19.7%)、純利益390億円(同プラス18.0%)を見込む。